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工房からのご挨拶

Lamble Bait Families

ランブルベイトファミリーズは、1985年に誕生しました。70年代後半から85年までは、エビなどを売る釣具屋として小さな店を構え、そこへ集まった仲 間と共にバス釣りを研究したのが発端。
当時、エビが捕れる池にはバスが多くいて、ハンドメイドのトップウォーターを作っては釣り、デカいバスのためにまた木を削り・・そんな毎日が全てのルアー 作りのスタートでした。

知り合いや専門店の間だけで売られていたランブルベイトのハンドメイドプラグは、トップウォーターを愛するアングラーに支えられていました。
広告もあまり出せず、数も少なかった商品ばかりですが、工房には加古川をメインフィールドとした当時の若いバサー達が 集まり釣り人が絶えない毎日。
集まるみんなは「人よりもたくさん釣りたい」という願いを持ちながら、釣りについて話し、タックルを研究し、仲間を増やし、そしてまた釣りに出かけていきます。
そこからまた、新しい釣りやルアーができていく。
こうやって、ランブルベイトはショップに集まる仲間達と共に毎日成長していきました。

だから、名前がLambleBait”Families”なんですね。

80年代後半に入り、シーバスやバス釣りのブームが到来。ランブルベイトのトップウォータープラグがシイラやカツオ狙いのソルトウォーターゲームに利用さ れ、脚光を浴びます。同時にアンナポップやマザーランブルといった、バサーに支持され続けるポッパーが登場し、少しずつ全国のお客様に知っていただくこと ができました。
左上にあるロゴ、これは当時のものです。
向かって左にシイラ、右にバス。ジギングのアイテムがメインとなった今では驚く方も多いでしょう。

ソルト専用のルアーも増えました。ウッドのハンドメイドで「トレンディミノー」が登場し、「アンナポップ」な どの血統を受け継ぐ大型ポッパーを販売。関西・関東のショップで多く流通しました。そしてまた、仲間達と共に海へ出て、新しいフィールドで遊びながら商 品ができていく、このようにして今のランブルベイトがあるのです。

ターゲットフィッシュは違っていても、ルアーに対する基本的な 理論は変わりません。魚を誘うアクション、それはどれも共通するものがあります。
野池やリバーといったフィールドでファミリー達と毎日釣りをしていた感覚が、今のルアー作りに使っている唯一のテクニックだと思います。

ハオリジグが 誕生したのはそんな最中、今から20年以上前のことです。
当時の日本には「ジギング」という言葉が殆ど知られておらず、海のルアーフィッシングといえばビッグ な欧米産ルアーが主流でした。もっと日本の海に合ったプラグを作りたい、そう考えソルトウォータープラグを研究し、“トレンディミノー”を筆頭 に、シーバスやシイラを狙うトップウォータープラグを次々と開発。
こうやってソルトウォーターの魅力を体感し続けた80年代後半、新しいコンセプトのルアー開発に取り組みます。

もっと海の中へアピールできるルアーなら、フィッシュイーターをより広く探れる、もっと面白い釣りになるはず、そう感 じていたのです。
フレッシュウォーター用のスプーンに鉄板を切ったオモリを付け、新しい釣りにチャレンジする仲間も居ました。
海の釣りがどんどん面白くなる、この予感は抑えられないものでした。

家の鍋を持ち出し(これには家族が大反対・・・)、空き缶を溶かした原料でメタルジグを作り出す日々。敬愛していた北欧ブランドの名作スプーンを研究し続 け、地道な作業と執念からようやく出来上がった金型は、緩やかな凹凸を持った縦長のボディ、これがまさにハオリジグの原型です。

初めての完成が近づいたジグを持って、また仲間たちと海へ向かった日は今もよく覚えています。
嬉しいことに、試行錯誤を繰り返して作り上げたジグは歯型で傷だらけになってしまいました。瀬戸内海の難しいポイントで、魚がどんどん喰ってくるのが面白 くて仕方なく、日本で始まったばかりのジギングに夢中になったのです。
それが、“ハオリジグ”誕生の瞬間でした。

あれから20年以上、ジギングは大きく進化しビッグゲームを楽しむフィッシャーマンに支持されながら1つの世界を作ってきました。
まだまだ素材も機械も揃わない時代に、手作業で作り上げたハオリジグという鉛の塊が、日本記録のマグロを釣り上げたニュースは、今もランブルベイトの誇り です。
現在では海外でもHAOLI JIGの名前を見ることができるようになりましたが、かつてはジギングタックルもなく、みんな一生懸命タックルを研究し、改造し、そして今のジギングまで 成長してきました。

ハオリジグも長い年月をかけながら精度を上げ、今もお客様からの信頼を受けて成長し続けているところです。ハオリのスピリットを継承したシリーズも増えま した。
お客様のご要望があれば特注カラーもどんどん作ります。
もちろん、大好きだったバス釣りのプラグも大切に生産しています。フィールドでは今も活躍していてくれているようです。昔から広告をしないため数は少ない ですが、ご要望があれば直ぐにお作りしますので、お気軽にご連絡ください。

ランブルベイトは釣具屋時代から30年かけて、ようやくここまでたどり着きました。
今も商品は、私が全て手作業で仕上げています。ランブルベイトの工房では設計から始まり、型作り、塗装、品質管理までを徹底しているので、大事な釣果を逃 したくないお客様にベストコンディションでお届けすることができるようになりました。

これからも全てのアングラーに、魚と出会う興奮を感じていただきたい。そう願って毎日ルアーを作り続けていきます。フィールドでの嬉しい釣果があれば、ぜ ひ教えてください。かつてのファミリー達のように、全国のお客様から声を聞くことができると嬉しい限りです。

最後に、数多くのルアーメーカーの中で、ランブルベイトを知っていただいた皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。

 

有限会社ランブルベイトファミリーズ
代表取締役・チーフデザイナー 伊藤雅人

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